最近の雨漏りは・・・
みなさんこんにちはー。
随分と期間が空いてしまいましたが時間が出来たので
久しぶりにブログを書きますね。
タイトルは
最近の雨漏り事例です。
僕が担当させてもらっているお宅の雨漏りで最近多いのが
瓦屋根の雨漏りです。
特に屋根に登ってみてみると外的損傷は無し。
っていう家が多いですね。
え!
じゃあなんで雨漏りするの?
ということになりますが、
結論は瓦の下の防水シートの劣化による雨漏りです。
もともと瓦というのは上下左右重なっているだけのものです。
現代では全てきちんと1枚1枚瓦をビスで固定すると思いますが、
一昔前は、10枚に1枚固定とか縦1列おきや縦2列おきなんてのは当たり前
だったのです。
ですので、地震で簡単にずれたり落ちたりするわけです。
そんな理由から瓦が長年の間にずれてそこから雨水が侵入。
もしくはものすごい雨風の時に重なり部分を超えて雨水が侵入。
このどちらかのパターンに当てはまります。
ですので、瓦の下の防水シートが新しいうちは、きちんと雨水を弾き、
軒先まで排水してくれるのですが、
防水性能が10年−20年の間に失われてしまいます。
そうすると、いままでは防げていた雨水も室内への侵入を許してしまうわけです。
このような状態になってしまうと、もう瓦下の防水シートを新しくする以外に
解決策はありません。(その場しのぎの策ならありますが)
これには瓦をめくらなければいけません。
そうすると年数の経っているセメント瓦なので屋根材自体も変えますか?
とか
瓦はまだまだ綺麗なのでまたこの瓦を使いますか?
ただし工賃はかかりますよ?
とか
折角ですので屋根を板金に変えますか?
軽量化で家の負担もだいぶ減り、地震対策にもなりますよ?
とか話が広がってきます。
そこは施工業者と良く話し合い、
納得のプランで施工してもらいましょう。
板金屋根に変える方がほとんどですが、どうしても瓦が良いという方もいらっしゃいます。
ご自身の今後の生活プラン、
後何年くらい住むのか等を考慮して決めてください。
それではまた〜。